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■長野県の某旧家に所蔵されていた膨大な古文書の中に1枚の絵図があった。
それを解読すると、弘化4年(1847)に大地震が発生。
その被害は大きく、家屋倒壊は大多数、
地割れもひどく、あちこちで山崩れが起きたとある。
その時、ある所に突然湯が湧き出した。
その湯は澄んでおり、人々はその湯に感激した。
信州は大規模地震が過去何度も発生しており、
近年でも松代地震は記憶に新しい。
大規模地震の時に起こる地盤の隆起は,地中の水脈にも影響を与える。
そのため大きな地震の場合、湯が突然湧き出したり、
今まで出ていたのが止まったりした事が、過去何度となくある。
信州の山奥に湧き出した湯は、長年の時を経て、
すでに今では、まわりの自然に、違和感なく溶け込んでいる。
地元の古老たちは、地震の度に湧き出したり突然止まったりする湯を、
幻の温泉と呼んでいるそうな。
なお、この弘化4年の地震は信濃大地震といわれ、
江戸期に出された大きな災害の番付表でも
2番目に位置付けられている。
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